水野敬也著 『LOVE理論』
『夢をかなえるゾウ』でお馴染み、水野敬也が男性向けに恋愛について述べた一冊、『LOVE理論』を読んでみました。
今回は、その中で読者に役立つ一部を抜粋し、私個人的な意見を展開しようかと思います。
水野敬也『LOVE理論』
複数の女にアタックしよう
女性は”余裕のない男”に対し嫌悪感を抱きます。
ただ、男性側は意中の女性が目の前にいるとどうしても緊張してしまい、余裕がなくなる。
そうして、好きではない人ばかりに告白されるような人になってしまう。
その打開策が、複数の女にアタックするということ。
複数の女にアタックしてしまえば、その女性に対する好意的感情が分散され、余裕のある男を演じられるという論理です。
そして、一度に5人くらいにアタックしてしまえば、もう自分はいったい誰のことが好きなのかさえも分からなくなると述べています。
上っ面だけの優しさを見せよう
女性は「優しい人が好き」とよく言うが、これはあくまで表面的な優しさのことをいう。
例えば、
- 車に乗る時にドアを開けてあげる
- 髪型が変わったら気づいて褒める
- 車道側を歩く
などなど。
これは、男性の心からの優しさを求めているのではなく、上っ面の親切心や気遣いを女性は評価しているということ。
そういった、上っ面の優しさや気遣いを女性にできる男はモテると述べています。
「大変じゃない?」を乱用しよう
女性と話をするときに、「大変じゃない?」と聞くことが大事だと述べています。
例えば、
女性がフリーターだとしても、
「フリーターって、意外と大変じゃない?」
と聞けば、フリーターならではの大変さを愚痴ってくれます。
そうして聞き役に徹することもできるし、一通り愚痴を聞いてあげた後は
「頑張ってるね♥女性は喜ぶというもの。
私の感想
モテるための小手先のテクニックに過ぎない
『夢をかなえるゾウ』でもそうでしたが、この著者は物事の本質的なところには触れずに、小手先のテクニックで人生や恋愛において成功しようという論を展開しがちなように思えます。
要は、バットの振り方だけ教えて野球のルールそのものを教えないので、ただバットの振り方が超上手い人になってしまう恐れがあります。
しかし、本で紹介されている内容から、恋愛の本質的な部分を知ることはできます。
例えば、「複数の女にアタックしよう」という主張は、本質的な部分は”女性は余裕のない男が嫌い”ということにあるので、複数の女にアタックするだけがその方法ではないと感じます。
(スポーツなどの趣味に熱中するなど、恋愛以外に情熱のベクトルを向けるだけで余裕のある雰囲気は出やすくなります。)
また、「上っ面の優しさを見せよう」とか「大変じゃない?」という主張についても、女性の持つ”自分を大切にしてもらいたい”という欲求を満たすということが本質です。
ただ、これをひたすらやっても良い人止まり
この本の中で紹介されたものは、その人のパーソナリティに準じた行動であるため、清潔感がない人がこれをやっても、結局いい人止まりになります。
したがって、前回紹介したしみけんの本の方が、よりモテるために本質的なことは書いているかなという印象を受けました。
まずは外見(清潔感)とか、目立とうとか、そういったことが大切だなという印象です。